山を売る時に発生する経費について

山の売買を行う際、木々を伐採し、製材工場まで搬出しなければいけません。
木々の伐採には油圧ショベルなどを導入し、対応していきます。
そして搬出する際もトラクターやクレーン車などが必要になりますので、そのあたりの運搬費用もかかるとお考えください。

重機を導入するだけで1日あたりで1万円以上はします。
それが作業日数分かかって、さらに人件費などの費用がかかりますので、1日だけで数万円の費用が山林売買には必要になってきます。

そして山の勾配により傾斜角度が測定され、作業の難易度が変わってきます。
それにより工賃が上乗せされることも考えられます。

そういった経費を全て差し引いた上で、山の売買額が決まります。

ただし、山に生えている木々に希少価値のあるものが多ければ、その分を加算することができますので経費分ぐらい利益を得られることも考えられます。

例えば、直径30センチの杉が生えているとしましょう。
直径30センチで、長さが4メートルもあれば、それだけで4000円から5000円ほどの価値があります。
こういった杉の木が何本、何十本も生えていると考えたら相当な利益となります。
木々の種類によって山林の価値が変わってきます。